■サンドブラスト彫刻とは
Sand Blast Engraving

彫刻した裏面から見たところ。裏面に彫刻し表から見ると、ガラスの厚みが感じられて高級な雰囲気になります。
サンドブラスト彫刻とは、圧搾空気で砂を勢い良く吹き付けて、ガラスや石などを削って絵柄を作るものです。彫る部分だけ抜けているマスキングシートを素材に貼り、文字や絵を自在に彫ることができます。
使う砂は金剛砂と言われる硬い砂で、彫刻する素材や深さなどによって粒の大きさの違う砂を使います。
マスキングシートは、砂に削られにくいように柔らかい素材でできています。シートを素材に貼付けるものと、直接素材に印刷するものがあります。曲面に貼ったり印刷することは難しいため、平面か円筒形(グラス等)部分の装飾に使われることが多いです。
ガラスの場合、砂の当たった部分が磨りガラス状に白くなって絵柄が浮き出ます。さらに深く彫れば立体感のある彫刻ができます。ガラスは透明なので、裏側から彫刻して表から見るようにすることもできます。また、ガラス全体に砂を当てて透明感のある上品な白色の仕上げにすることもできます。
サンドブラスト彫刻は、ガラスならではの多彩な表現が可能な加工方法です。
●ご用意いただく原稿(データ)に関して《サンドブラスト彫刻と外面レーザー彫刻》
- アドビ・イラストレーターでレイアウトされたデータであれば、完全版下として版下校正費が無料になります。
- テキストはすべてアウトライン化してください。(外面レーザー彫刻は線もアウトライン化)
- ロゴマーク等を画像として配置しても版下になりません。アウトライン化してください。
- あまり細い線はきれいに彫刻できません。最小幅0.65ポイントを目安にしてください。
- カラーはCMYKのK:100%の黒1色です。
- イラストレーターで作成しPDFまたはEPS形式で保存されたものでも可能です。
- 名入れ面いっぱいの大きさの彫刻は基本的にできません。面の少し内側までになります。
- 製品ページから“名入れ範囲図”をダウンロードされた方は、実線(名入れ面)の内側の点線の中に収まるようにレイアウトしてください。
- 製品ページにダウンロード・リンクが無い場合、また、範囲図と違う面に彫刻希望の方は、お手数ですがお問い合せください。
- 複数個製作の場合
複数個になるとデータ量が多くなるため間違いのないよう下記の条件で製作してください。- レイヤーは統合してご支給ください。複数の名入れをレイヤーで重ねないでください。
- 複数ファルには分けずにひとつのファイル内に各名入れを並べてください。
- 箱の外側に貼る”判別シール“に使用しますので、お名前リスト(受賞者名、アワード名等) をエクセルのシートでご支給ください。
■詳しくは下記をご覧ください。
サンドブラスト彫刻 版下データ作成ルール(PDF形式)
外面レーザー彫刻 版下データ作成ルール(PDF形式)
(Windowsは上記リンクを右クリックして[対象をファイルに保存]でダウンロードできます)
(Macはcontrol+クリックで出るメニューから[リンク先のファイルを別名で保存]でダウンロードできます) - 弊社で版下を作成する場合の書体(フォント)指定
- 名入れ書体(フォント)見本からお選びください。
- ワード形式、エクセル形式、パワーポイント形式でレイアウトした場合
- 完全版下にはなりません。ご希望のレイアウトとして、ご指定に近い形で版下を作ります。
- ロゴマークを入れる場合、レイアウトに嵌め込んだ画像とは別に、単独の画像データをご用意ください。(下記参照)(ロゴマークだけでもイラストレーター形式でご支給いただければ、より正確で奇麗なロゴマークになります)
- ロゴマークを画像データで用意される場合
- 600dpi以上で白黒スキャンされたTIFF形式データなら、細かい線がなければそのまま版下になります。細かい部分がある場合、拡大する場合、印刷物からスキャンした場合、そのまま使えないことがあります。
- JPEG形式は、白と黒の境界部分にグレーが生成されるので版下になりません。
- そのままでは使えない画像の場合、弊社でトレースして作成しますので版下校正費が高くなります。
- 元の原稿があれば、直接送って頂いた方が確実です。
- 清刷等の書類でご支給の場合
- 折れないように送ってください。スキャンして版下作成します。
- FAXでご支給の場合
- 文字のみの彫刻であれば、FAXでレイアウトを送って頂いても作成可能です。
●デザインの入稿時のお願い(線の太さについて)
ガラスへの名入れ彫刻をご希望の場合、文字の大きさや線の太さにご注意下さい。 文字が小さいと潰れて読みにくくなってしまいます。
書体について
はっきり彫刻するためにゴシック体の使用をお奨めします。 文字サイズは8pt以上を推奨します。
明朝体や楷書体は細い部分が潰れる危険があります。明朝体を使用する場合は必ず10pt以上でお願いします。
線の太さについて
イラストレーターでご入稿の場合、線の太さ及び線の間を必ず0.65pt以上でお願いします。
(6pt・7ptの文字では線の太さや線の間がそれ以下になるため、字が潰れ美しい名入れが出来ません)
下は線を彫る場合と線を残して周りを彫る場合。